東日本大震災で傷ついた岩手県内の博物館資料などの地道な修復活動を紹介する「東日本大震災と文化財レスキュー展」(震災からよみがえった東北の文化財展実行委員会、産経新聞社など主催)が1日、東京都内で始まった。産経新聞写真記者が取材した被災地や修復作業などの写真パネル50点も展示されている。10日まで。
岩手県内では、陸前高田市立博物館が津波にのまれ職員全員が犠牲になったほか、大槌町で図書館資料が水浸しになるなどした。この危機に、内陸部で被害が少なかった遠野市立博物館が、全国から集まった学芸員らと協力。瓦礫からの資料回収や修復を続けている。
会場では、一枚ずつブラシで泥を洗い流して乾燥させた古い公文書、自衛隊員も協力して回収し地元小中学生に洗ってもらった土器片など、無事修復させた各館の収蔵品を紹介。作業の様子の写真パネルも含め、計50点を展示している。
レスキュー活動を続ける遠野市立博物館の前川さおりさん(41)は「津波を古くから経験しているこの地方で残ってきた文化財は、地元の宝。今の人々の思いと一緒に大切に守りたい」と話している。
【入場料】無料
【会 場】東京都渋谷区猿楽町18の8、代官山ヒルサイドテラスF棟1階「代官山ヒルサイドフォーラム」
【開催時間】午前11時~午後7時(9、10日は午前10時~午後6時)




























