闇に走る稲妻 海渡る爆発音~鹿児島市の桜島

2012.04.29

 爆発的噴火で溶岩を噴き出す桜島の昭和火口。黒煙から太い稲妻が走る=鹿児島市(13秒間露光)

 爆発で溶岩を噴き出す桜島。火山雷がそこかしこで見られた

 桜島の噴火で火山灰が降り注ぎ、視界がかすむ鹿児島市内

 真夜中、暗闇よりも黒い噴煙を上げる桜島

 ここは日本なのか。自分の目を疑いたくなる光景だった。闇に包まれた午前3時過ぎ。近年、火山活動の活発化が懸念される鹿児島県のシンボル・桜島(鹿児島市)。火口から真っ赤な溶岩が勢いよく飛び出し、黒煙が空高く上がった。

 「ピカッ」。その瞬間、噴煙から一筋の太い稲妻が山頂に落ちた。

 火山雷(かざんらい)だ。噴火で吹き出した灰や石などが空気中で摩擦を起こし帯電して起きる現象。闇に覆われていた山肌が昼間のように鮮明に映し出された。

 遅れて聞こえてきたのは「バァーン」という耳をつんざくごう音。静寂を破った爆発音は、海を渡り霧島、垂水両市側の山々にこだまし、鹿児島湾に響き渡った。

 「地球は生きている」と実感させられた。気象庁は噴火の際に振動が感じられる「爆発的噴火」を昨年996回観測。桜島の年間最多記録を3年連続で更新した。

 が、写真のような噴火はまれで、小規模なものがほとんど。それでも降灰の影響から「体育を校庭ですることはほとんどないです」と、島内に住む中学生、坂口巴香さん(14)は話す。

 鹿児島地方気象台は「地殻変動によってマグマの量が増えれば、大きな噴火が起こる恐れもある」と警戒を強めている。

 (写真報道局 大里直也)

  ★ 各写真はクリックすると拡大します ★

 不気味な赤に染まる火口

鹿児島市内と桜島

袋に入れてゴミに出される降灰

桜島フェリーと桜島

    PR
    パノラマで見る被災地の復興
    PR

    このサイトについて

    MSN産経フォトとは

    MSN産経フォトとは

    日本での出来事や世界情勢をカメラに収めて、集めました。

    ユーザー投稿写真とは

    ユーザー投稿写真とは

    写真報道の新しい試み。ぜひあなたも投稿してください。

    写真販売サービス

    産経ビジュアルサービス

    産経ビジュアルサービス

    掲載写真の使用・販売のお問合せはこちらから!

    Copyright 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
    このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
    掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。