米アップルがスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」など向けに配信を始めた基本ソフト「iOS6」の地図表示に誤りが多く、「地図として使えない」といった批判が利用者から上がっている。
iOS6は、各国でオンラインで配信され、21日に日本で発売されたアイフォーン5にも搭載されている。地図の不具合では、東京湾が「北太平洋」と表示され、羽田空港がある場所が「大王製紙」とされるなど誤記が多数。環境省が管轄する庭園の新宿御苑内に地下鉄「新宿三丁目駅」があったり、財務省と外務省の建物の間に、首都高速都心環状線が通っているなど道路標示にも間違いが目立つ。新交通システム「ゆりかもめ」は路線が途中で消え、4月開通の新東名高速道路は表記がない。誤記は日本中に及んでいる。
アイフォーン5の販売会社のソフトバンクとKDDIには苦情が相次いでいるが、「アップルの問題なので、答えようがない」(KDDI広報部)と困惑。地図の不具合に対して、アップル日本法人は「お客さまからのフィードバックに感謝し、さらにすばらしい顧客体験を作るべく全力を尽くしてまいります」などと米国本社にならった〝公式コメント〟のみ。従来の米グーグルマップから自社開発した地図に切り替えたことで生じた問題だが、抜本的な修正には言及しなかった。
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